OutSystemsのプロセス機能
OutSystemsの特徴としてプロセス機能があります。
複数の処理をフローチャートでつなげて、業務の一連の流れに合わせて処理します。
いわゆるBPMツールと同じような機能のようです。
例えば、販売管理システムであれば
引合→与信→受注→出荷→請求→入金
のような業務の流れをフローチャートで定義できます。
上記のような販売管理はプロセスを使わなくても実現できると思いますが
プロセスを使うと
・特定の条件を満たすまで待機して、条件をトリガーに非同期で処理を実行する。
(決裁が下りるまでは仮受注で、決裁されると在庫引き当て処理を実行する)
・複数の条件を満たすことをトリガーに処理を実行する。
(順不同の上長決済と経理決済の両方が揃うと、在庫引き当て処理を実行する)
・条件によって実行する処理を切り替える。
(決裁されたときに、在庫があれば在庫引き当て、なければ発注処理を実行する)
といった処理をフローチャートの定義で実装できます。
何かの条件を満たすことをトリガーに非同期で処理を実行するというのは
素で実装すると結構しんどいですし
後から処理の順序や条件、分岐を変えるとなると非常に大変ですが
OutSystemsでは、フローチャートを書き換えるだけで比較的簡単に実装できます。
また特定のプロセスが、今、一連の処理のどの段階にいるかを
フローチャート形式の図で見ることができるのもすごいです。
1.現在、実行中のプロセスの件数をタイプ別に表示
2.タイプを選択するとプロセスの一覧を表示
3.プロセスを選択すると、このプロセスの状況をフローチャートで表示。
(実行済みの処理は色付きで表示される。)
プロセス機能を使うと使わないとでは、OutSystemsの威力が大きく変わると思います。